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ビザ情報

ビザ申請におけるCOVID-19の影響について – イギリス国内および日本での申請手続きの状況 (2)

イギリスでの新型コロナウイルスの影響による外出制限が始まって、一か月以上が経過しました。

制限解除に向けて、はっきりとした道筋が見えない状況が続き、出入国からビザ申請といったイミグレーション上の手続きにも影響が大きく、未だ大きな進展はありません。

今回は現在の状況の確認という意味も含めて、前回3月以降の新型コロナウイルス影響下でのビザ申請の状況についてお伝えいたします()。

2020430日現在の情報に基づいて作成

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新型コロナウイルス影響拡大下でのガイダンスおよび一般方針

先月24日、イギリス内務省(Home Office)はイギリス国内にビザを保有して滞在するケースについてのガイダンスを発表しました。

このガイダンスは現在のコロナウイルス感染拡大とそれに伴う様々な制限措置に対応するためのビザ保有者のためのもので、刻々と変化する状況に併せて改定されています。

新型コロナウイルス影響拡大下におけるこのガイダンスは、基本的に以下のようなケースが対象となっています。

まず第一に、現在イギリス国内に居住あるいは滞在しており、

・ビザが(2020年1月24日から)2020年5月31日の間に有効期限を迎える、且つ
・新型コロナウイルス影響のため渡航制限をうけイギリス国外への移動ができない

これらの条件に該当する場合、通常のイミグレーションルールでは不法滞在を余儀なくされてしまうこととなってしまいます。そこで、コロナウイルスによる不本意な不法滞在を防ぐための措置をガイダンスで規定しています。

上記の条件に該当する場合は、まず、オンラインフォームで滞在延長を申請し、延長が許可された場合は、長期滞在ビザへの切り替え申請が可能となります。

ただし、この手順で滞在延長できるのは5月31日までとなっており、その後も引き続き長期滞在を希望する場合は何等かのビザ申請が必要となります。

このガイダンス下での滞在延長の期限は現在のところ5月31日となっていますが、今後、状況によってはこの期限がさらに延長される可能性もあるでしょう。

ビザ申請手続き

ビザ申請者がイギリス国内に滞在しているのか、あるいは日本をはじめとするイギリス国外に居住しているかなど、申請者の現在地にかかわらず、イギリスのビザ申請はまずはオンラインフォームの作成とその後申請費をオンライン上で支払うことが重要なポイントとなります。

なぜそれが重要なポイントかというと、イギリスビザ申請では、オンラインアプリケーションフォームを作成し、申請費(Home Office Fee)を含む必要費用をオンラインで支払い完了した日が、正式な「申請日」となるからです。

特に現在ビザを保有してイギリスに滞在・居住している場合は、必ずこの「申請日」がご自身が保持しているビザの有効期限内でなければなりません。

申請日さえビザの有効期限内であれば、その後の手続きの完了は後日でも問題ありません。

新型コロナウイルスによる外出制限あるいは渡航制限の影響をほとんど受けることなく完了できるプロセスであるため、今現在もオンラインフォームによるビザ申請および申請費用の支払いについては可能です。

必要費用の支払いまでを必ずビザの有効期限内に終えるよう、スケジュールを確保しておくことが何よりも大切です。ビザ申請を進める上でスケジュールに少しでも不安がある場合は、専門家へ相談することを早めに検討された方がよいでしょう。

ビザセンター(イギリス国内および国外)の状況

イギリスビザ申請ではオンラインフォーム送信と申請費用支払い完了後に、バイオメトリック手続きが必要です。

バイオメトリック手続きとは、UKVCAS/Sopra SteriaあるいはVFS Global等が運営するビザセンターに実際に赴き、顔写真撮影、指紋採取、デジタル署名の登録を行う手続きで、申請者全員が行わなければなりません。

バイオメトリック手続きを行うためには、まず、オンラインフォームを完成させ、申請費用の支払いを完了させたのち、所定のシステムでアポイントメントを取得する必要があります。

しかし、日本では3月24日以降、イギリス国内では3月27日以降、ビザセンターが一時閉館となり、閉館にともなって新規アポイントメントの受付は停止されました。

また、すでにアポイントメントを取得していた場合でも上記の日付以降のアポイントメントはキャンセルあるいは延期されています。

4月30日現在、ビザセンターあるいは新規アポイントメントの受付再開については未定、再開目途についての発表もありません。

ビザセンターの開館・閉館は政府による各種の制限・規制に対応しており、状況に応じて変化します。

今後ビザ申請を予定されている場合は、状況にあわせて判断していく必要がありますが、通常時とは異なる状況下では自己判断せずに最新の情報と併せて専門家のアドバイスを仰ぐことを強くお勧めします。

イギリス国内申請あるいは日本などイギリス以外の国からの申請など、申請場所を問わず、フォームと諸費用の支払いを完了した日が正式な申請日となりますが、バイオメトリック手続きが完了しなければUK Visas & Immigration(UKVI)による審査は始まりません。

ビザ発給のプロセス全体が大きく遅れ、またそれを受けて予定していた渡英日も場合によっては変更・延期を余儀なくされるケースもでてくるでしょう。

新型コロナウイルスのような不測事態の発生時には、ご自身のスケジュールを予定通りに運ぶことができずに不安になることもあるかと思いますが、イギリスビザの最新情報の収集や申請スケジュールに関するご相談は、専門家である弊社までどうぞお気軽にお問い合わせください。

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